スマブラおじさんが本格的にストVおじさんになった話

こんにちは。うぎじいです。スマブラではリュウ一本でいっていたうぎじいです。一昨年はスマぶくろ、しのすま、電光杯さんなどのオフ対戦会に大変お世話になっていました。

 

 昨年の6月からストリートファイターVを始め、あまりのおもしろさにのめり込んでしまいました。今ではスマブラはほとんどやってません。

 最近は格ゲーの有名タイトルの新作がたくさん出てきています。GBVS、GUILTY GEAR STRIVE、KOFXV、そして鉄拳8が発表され、来年6月2日はついにSTREET FIGHTER 6が発売されます。それに伴い、スマ勢で格ゲー(狭義で言うところの)を始めた方も増えてきているような印象を受けます。

 今回はスマ勢で格ゲーをやり始めた、もしくは興味がある、これから始めようと思っている方に向けて、元スマ勢の目線から見たストVの感想を書いていきたいと思います。

 

1.ストVを始めたきっかけ

 まず自分がストリートファイターに興味を持ったのは、スマブラforWiiUにリュウDLCで参戦したことが最初です。DLCで配信後数日経過したある日、なんとなくリュウを触ってみたらまぁ上手く使えなかったわけです。触った初日にコマンド入力の練習すらしないでオンライン対戦をしていたら、お相手から「お前よわすぎw」「スマブラやめたら?w」と散々煽られ、何故か無性に腹が立ったことをきっかけにリュウを本格的に練習し始めました。その流れでスマブラSPでもリュウをずっと使い続けていたのですが、段々とストVでのリュウの対戦やコマンド入力の仕様を調べるようになり、「いつかストVもやりたい!」と思うようになりました。そして昨年にようやく私生活にゆとりが出てきたため、ゲーミングPCとアーケードコントローラーを購入しストVデビューを果たしました。

 

 

 

2.ストV開始後にやったこと

 まずはキャラ選び。もちろん、リュウを選択しました。シーズン2~4までは弱キャラだったらしいですが、シーズン5で大幅な強化を受け中堅~中堅上位ぐらいまでキャラランクを上げたため、リュウでも問題ないだろうと判断しました。それにスマブラで慣れ親しんだコマンド技をそのまま使えて、新しいコマンドを覚える必要がないのも良かったです。まぁ、そんな細かいことよりもリュウをずっと使い続けてきたのでリュウ以外を使う選択肢がそもそも自分の中にはなかったですね。自分にとっては、リュウを使わないならストVをやる意味がない。それほどリュウの存在が自分にとって大事なものになっていました。

 次にトレモ。で、ここからが苦労の連続でした。最初にぶち当たった壁はアケコンです。今までゲーセンすらほとんど行ったことがない、レバーなんか触れたことすらない。案の定キャラはまともに動かせない。こればっかりは毎日練習するしかないと思い、可能な限りストVの練習に時間を費やしました。正直今でも使いこなせてる自信はありません。

 アケコンには攻撃用のボタンが8個ついています。どのボタンをどのように押すとキャラがどのように動くのかを把握するのも少し大変でした。最初はVリバーサル(ガーキャン攻撃のこと。ガード硬直中にレバー前+パンチボタン3つ同時押し)とVシフト(スマブラで言う横回避のようなもの。強パンチ+中キック同時押し)は全く使えなかったですね。

 そして肝心のコマンド技。リュウのコマンドはほとんど知ってるものだったので、新しく覚える必要はなかったです。が、ここでも問題が。最も基本的なコマンド技であろう波動拳が全く出ないのです。スマブラで何万回も使ってきたであろう波動拳がまともに撃てない。これは困った。リュウがただの手足が短い日本人になってしまう。原因ははっきりしてました。レバーの斜め下入力ができていなかったことです。とにかくトレモで波動拳を撃ちまくりました。最初はパンチボタンを押さず、ちゃんと236コマンドを入れれるようになることから始め、手に馴染ませていきました。今では大体でます。そりゃそうだ。

 もう一つ、リュウを使う上で不可欠なことがあります。対空で出す昇龍拳です。スマブラでは昇龍拳はコンボの〆に使う撃墜技の印象が強いですが、ストVではコンボの〆だけでなく、立ち回りでもよく使う極めて重要な技となっています。対空で昇龍拳が出せないリュウはただのリュウです。対空が出せてこその波動拳、対空が出せてこそのリュウです。どちらかが欠けてもダメです。両方持ってることに意味があります。波動拳があるから昇龍拳が活き、昇龍拳があるから波動拳が機能する。

 昇龍拳の練習は、ウメハラさんの初心者講座第二弾「対空の仕組みと習得方法」を参考にしました。皆さんも一度は見たことがあるかもしれません。

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この動画内では、単調な練習を繰り返し繰り返し練習することで対空攻撃を習得できると述べられています。

さらにウメハラさんはこの動画内でこうおっしゃっています。

「こんなことで対空出るようになるの?って思うでしょ。………出ます。絶対出るようになります。残念なことに。申し訳ございません。これでぜっっっったいに万人が対空出るようになります。

僕はこの言葉を信じました。仕事終わりに少しでも時間があるなら必ず対空昇龍拳を練習しました。毎日毎日、まったく同じタイミングで前跳びしてくるCPUを相手に昇龍拳を撃ち続けました。その結果どうなったか。

出ました。

初めて昇龍対空を実戦で出せた時、とてつもない喜びと快感が僕の脳内に満たされたのを覚えています。相手にダメージを与えることができたのが嬉しかったのではありません。毎日の努力によってできないことができるようになったのが嬉しかった。この喜びは仕事でも勉強でも部活でもゲームでも同じだと思います。努力し続けた者にしか絶対味わえない感情だと思います。このゲームを始めて良かったと心の底から思えた瞬間でした。

 今となっては対空昇龍は自分の最も得意な行動となっています。今の課題は振り向き昇龍だったり、対空潰しに対して対空を出さずに様子見したり、昇龍対空しにくいキャラに空対空したりなど、いろんな対空手段を習得することです。まだまだ伸びしろしかないです。もっと強くなることが楽しみでしょうがない。

 

 

3.スマブラの経験値はストVに活きるのか

 10年以上スマブラを続けた自分が思い切ってストVをやってみたわけですが、果たしてスマブラの経験がストVに活きているのか。スマブラが上手い人はストVも上手いのか。自分なりの答えとしては、活きるか活きないかで聞かれたら「活きる」。でもどれぐらい活きるかと聞かれたら「あまり活きない」と思います。

 まずスマブラとストVはゲーム性が違いすぎる。縦横無尽に動き回るスマブラに対して、攻撃が届くか届かないかの微妙な間合いを歩きで管理するストV。ダメージの概念を「%」か「HP」で表現するかの違い。そもそもスマブラは「格ゲーに対するアンチテーゼ」として作られたもの。違ってて当然なんです。

 じゃあどういう部分が活きるのか。それはスマブラを続けてきたうえで培ってきた対戦ゲームを理解する能力と、ゲームを上達するノウハウ、攻略するノウハウだと思います。正直スマブラじゃなくてもいい。ある対戦ゲームを本気で向き合ったことのある人なら誰でも上手くなれると思います。今までそういう努力をしたことがない人でも、本気で取り組んだら絶対に上手くなれると思います。結局はどれぐらい本気でやれるかです。当たり前ですよね。

 以前、忍ismGamingが主催の「格スマ」や「スマ格」という大会が催されていましたよね。格ゲーのレジェンド達がスマブラでガチ対戦し、逆にスマブラの最上位プレイヤーがストVで対戦する。どんなに上手いプレイヤーでも最初はみんな上手くはなかったと思います。でも上達スピードが半端じゃなかった。それはゲームを理解し上達するノウハウが、今までのゲーム攻略で確立していたからだと思っています。恐らく自分では想像がつかないほどゲームをやってきたんだろうな。

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4.最後に

 ここまで自分のやってきたこと、思ってきたことを長々と書いてきました。少しでも格ゲーに興味を持っていただけると嬉しいです。

 さて、スマブラをやめてストVリュウ一本でいくことにした私ですが、現在どの程度の実力になったかというと……

12/9についにダイヤ帯に上がりました!!!!!!この記事のアップ日に間に合わせるためにめちゃくちゃがんばりましたw正直言うとこれを自慢したかっただけです!!!!

 今後はスト6もやる予定です。もしスト6をやる方やストVをやる方がいましたら、ぜひとも対戦しましょう!もちろんスマブラも!

 最後まで読んでくださりありがとうございました。良い年末をお過ごしください。